インド旅を終えて


今回の旅は最初から最後まで人との関わりが本当に濃い旅だった。

本当にいろっっんな人に出会ってきた
インド人ひとつとっても
駅でチケット買うの手伝ってくれた奴
一緒に写真撮ってくれって嬉しそうに寄ってきてくれた奴
嬉しそうに自分の家族を紹介してチャイを奢ってくれた人たち
デリーで外国人から金をぼったぐることしか考えてない奴
頼んでもないのにガイドして金を取ろうとしてくる奴
私の腕を引っ張ってお金を要求してくる物乞いの人たち
お金を稼ぐために音楽に合わせてひたすら踊っている女の子
片足がなく地面に這いつくばりながら道路の端を移動している人
スラム街で最早生きてるのか死んでるのかわからないぐらい衰退した状態で道端で寝ている人
足に絡みついて離れない物乞いの子供たち
食べ物をくれとひたすら横を歩いてついてくる物乞いの老人
列車の中でゴミを拾ってはチップをくれと目で訴えてくる子供


3週間旅しても、私が見たのはインドのほんとに表面であって、もっとインドにはもうどうすることもできないほど深い闇が広がっているんだと思う


でも3週間旅するうちに、観光客視点から、もっと内側からの視点でインドをみることができるようになった

インドの人の考え方は
「周りに迷惑をかけないように生きよう」
ではなく
「生きている時点で自分も誰かに迷惑をかけている。だから自分も誰かからの迷惑は許しましょう」
なのだ

お互い許しあって許されあって
カースト制度の中でみんなお互い様で生きてる


だからインド人は、他人が困ってる時には本当に優しい
助けを求めたり、道に迷ったりした時は、みんな絶対に親身に聞いてくれて、自分の時間を削って助けようとしてくれる

今まで何度、何人のインド人にそうやって助けてもらったか

それにインド旅してわかったことは、インド人はほんとに家族が仲がいい

列車でも街中でもガートでも常に家族は一緒で、子どもを中心として常に笑顔が絶えない

ほんとに家族というものを大切にしてるんだなと思う


デリーからアムリトサルの列車で、隣の座席のインド人の女の人の、インドのどこが好き?と聞かれて迷わず「人」って答えたぐらい、人に始まり人に終わった旅だった


今回のインド旅はほんとに色んなことを教えてくれた

自分の言いたいことをはっきり言えない人
つい周りに流されてしまう人
人をすぐ信じてしまう人
人見知りして自分の殻に閉じこもってしまう人

これらの性格を治したいなら即インドに来るべきだと思う(笑)

弊害としてちょっと人間不信になるけど(笑)




あとほんとに言いたいのは、今回の旅で関わったすべての人に感謝してるってこと

ゲストハウスのスタッフさん、同じ宿に宿泊した日本人たち、たまたま駅や店であった日本人たち


デリーインパクトの突然なる日程変更から始まり、その後も何度か日程変更して今回の旅の日程に結果的になったわけで、
行く場所行く場所に、ほんとにいい出会いがあって、これらの出会いすべてが、たまたま私がこのタイミングでここに来て、彼らもたまたまこのタイミングでここにいる、っていう偶然が重なり合って出来たものだということを考えると、ほんとに涙が出そうなほど感謝の気持ちでいっぱいになる

皆一人一人それぞれの長い旅路の途中で、それぞれの人生、それぞれの考え方を持っていて、ほんとに色々なことを学ぶことができた。

彼らとの出会いはどれも強烈で、すべて今後の人生においてなんらかのスパイスなり種なりになっていくと思います。

ほんとに出会えてよかった。

今回の私の旅に関わってくれたすべての人に感謝します。
ありがとうございました。
みなさんのこれからの人生に、今後も良い出会い、幸せが訪れますように。